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長州産業の蓄電池 CB-LMK65A(6.5kWh)レビュー|5年使った実測データと正直な口コミ
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長州産業の蓄電池 CB-LMK65A(6.5kWh)レビュー|5年使った実測データと正直な口コミ

2026-09-23

てつや

この記事を書いた人:てつや40歳会社員・妻と子ども2人

  • 🏠 築3年の中古戸建て×太陽光2.2kW+蓄電池6.5kWh|5年分のHEMS実データを公開中
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結論:良くも悪くも「普通に働く蓄電池」。付いてきたなら使い倒す、新しく買うなら数字を見てから

うちは築3年の中古戸建てを買ったら、脱衣所の床に長州産業の蓄電池 CB-LMK65A(6.5kWh) が付いていました。前の持ち主が2021年5月に設置したもので、2026年9月の今で設置から5年4か月、うちで使って3年半になります。

先に結論です。

聞かれること うちの答え
壊れた?劣化した? 5年で往復効率は77%のまま。寿命の気配はまだない
年間いくら得している? 電気代の実額で計算すると年約6千円(太陽光本体は年約7万円)
買ってよかった? 付いてきた家なので「買った」わけではない。もし付いていなかったら、この数字では自分では買わない
困ったことは? 3年半でモニターの接続エラーが1回。それ以外はノートラブル

この記事は「CB-LMK65A」という型番で検索してたどり着いた人向けです。見積もりにこの型番が載っている人、中古住宅に付いていた人、中古品が安く売られていて迷っている人。売る側の立場ではないので、いいことも悪いことも、HEMS(電気の出入りを記録するモニター)の数字で書きます。

CB-LMK65Aのスペック。ラベルを見たら「中身」が分かった

本体のラベルと書類から分かることをまとめます。

長州産業の蓄電池ユニット CB-LMK65A。脱衣所の床に置かれた白い本体と「ソラトモ BATTERY UNIT」の表示、運転ランプが緑に点灯

本体の正面には「ソラトモ BATTERY UNIT」と書いてあります。ソラトモは長州産業の太陽光・蓄電システムのブランド名で、型番のCB-LMK65Aは上部のラベルにあります。普段見るのは左上の4つのランプ(運転・充電・放電・情報)だけで、緑の「運転」が点いていれば正常です。

項目 内容
型番 長州産業 CB-LMK65A
カタログ容量 6.5kWh
実際に使える容量(初期実効容量) 5.4kWh
サイクル数の目安 8,000サイクル以上
重さ 約52kg
設置場所 屋内(うちは脱衣所の床置き・壁際)
使用温度範囲 -10〜+40℃
保証 15年(うちは2036年5月まで)
セットになっている機器 ハイブリッド蓄電システム CB-HYB04A(パワコン PCS-55RH2A)/計測ユニット MHCS-M02A/特定負荷用分電盤 KCS-20H1

長州産業の特定負荷用分電盤 KCS-20H1。製造年月2021年2月。停電時に蓄電池の電気を流す回路が「計測・操作ユニット」と「キッチン」に分かれている

蓄電池の横の壁には、この「特定負荷用分電盤」も付いています。停電したときに蓄電池の電気が流れるのは、この分電盤につながっている回路だけです。うちのラベルを見ると「計測・操作ユニット」と「キッチン」の2回路(あと予備)。停電時に家中の電気が使えるわけではなく、冷蔵庫のあるキッチンまわりだけ、というのは買う前に知っておいたほうがいい点です。※製造番号は伏せています。

ラベルで面白かったのは「RESU 6.5」という刻印があったことです。調べると、LGエナジーソリューション(旧LG化学)の蓄電池ブランドの名前でした。製造元はオムロン。つまり、

長州産業のブランド → 製造はオムロン → 中のセルはLGのRESU 6.5

という三層構造です。カタログや販売店のサイトには書いていない話で、実機を見て初めて分かりました。国内メーカーのブランドでも中身のセルが海外製というのは珍しくないので、性能が悪いという意味ではなく「そういう作りになっている」という事実として書いておきます。

もう1つ大事なのが「6.5kWh」と「5.4kWh」の違いです。カタログの6.5kWhを全部は使えません。電池を長持ちさせるための余裕分や、電気を出し入れするときのロスがあるためです。買うときは「実際に使える容量」で考えてください。 容量選びは6.5kWhは4人家族で足りるかの記事に詳しく書いています。

5年使った実測:往復効率は77%で横ばい。劣化の気配はまだない

HEMSには2021年5月の設置時から、月ごとの充電量と放電量が残っています。「充電した電気のうち、実際に取り出せた割合(往復効率)」を年ごとに出すと、こうなりました。

充電 放電 往復効率
2021年(5月〜) 854kWh 664kWh 77.8%
2022年 1,187kWh 913kWh 76.9%
2023年 1,040kWh 806kWh 77.5%
2024年 1,250kWh 966kWh 77.3%
2025年 1,210kWh 932kWh 77.0%
5年累計 5,954kWh 4,596kWh 77.2%

1年目と5年目でほぼ同じです。1日あたりにすると放電は平均2.4kWh。うちの1日の消費(年平均で12〜14kWh)の2割弱を、夜に蓄電池がまかなっている計算になります。

正直に付け加えると、HEMSでは電池の実効容量そのものは測れないので「容量がまったく減っていない証明」ではありません。ただ、「充電した電気がまともに取り出せなくなる」タイプの劣化は5年時点で見えていない、とは言えます。体感でも「最近すぐ空になる」と感じたことはまだありません。寿命の考え方は蓄電池の寿命は何年?にまとめています。

年間の効果は約6千円。蓄電池「だけ」で元を取るのは難しい

一番気になるのはここだと思います。うちは実際に払った電気代12か月分(99,261円)とHEMSの数字を突き合わせて、太陽光と蓄電池の効果を分けて計算しました。

1年間の効果
太陽光2.2kW 約7万円
蓄電池6.5kWh 約6千円

蓄電池が小さいのは、うちの売電単価が約19円/kWhで、買う電気との差(10〜15円)が小さいこと、往復効率77%で2割強がロスになること、そして太陽光2.2kWだと余る電気がそもそも少ないことが理由です。計算のやり方と前提は太陽光と蓄電池、得しているのはどっち?で全部見せています。

だから冒頭の答えになります。付いてきた設備としては十分に働いている。でも「年6千円のために自分で買う」かと聞かれたら、うちの条件では買わない。 卒FITで売電単価が下がる家や、太陽光が4〜5kWある家では数字が変わるので、卒FIT後の蓄電池後付けの記事で条件別に書いています。

良かった点3つ

① 何もしなくていい。3年半ほぼ放置

運転モードは標準のまま。昼に太陽光の余りを貯めて、夕方から夜に出す。設定をいじらずに任せていて、それで困ったことはありません。ユーザー側でやることは、年に数回モニターの数字を眺めるくらいです。

② 停電に備えて「わざと満充電」にできる

台風で子どもの学校が休みになった日、モニターの操作で電力会社の電気から19%→100%まで約3時間で満充電にしました。かかった電気代は約165円。充電が終わると「待機」になって、貯めた電気は放電されずにキープされます。冷蔵庫・照明・スマホ充電が確保できる安心感は、子どもがいる家だと大きいです。手順は台風・停電に備えて蓄電池を満充電にしたに実画面つきで書きました。

③ 春と秋は「買電ゼロの日」が出る

晴れた春や秋の日は、朝の時点で満タン、昼は太陽光が直接家電を動かし、夜は蓄電池、翌朝でもまだ20%残っている。こういう日は電力会社から1kWhも買っていません。数字で見ると小さくても、この日は素直にうれしいです。

気になった点3つ

① 冬は存在感がなくなる

12月〜2月、曇りが続くと太陽光がほとんど発電しないので、蓄電池も充電されません。朝から普通に買電で、6.5kWhが「あるんだっけ?」という日が続きます。うちの1月は買電453kWhに対して放電78kWh。冬の電気代を減らしたくてこの型番を検討している人は、冬は太陽光も蓄電池も効きが弱いことを前提にしてください。

② 真夏はエアコンで夜のうちに空になる

エアコンを全部屋でつける日は、23時ごろに残量ゼロ。深夜から朝までは買電です。「あと3kWhあれば」と思った夏は何度もあります。実効5.4kWhは、4人家族だと「1日の半分」くらいの感覚です。

③ モニターの接続エラーが1回(Wi-Fiの再設定で復旧)

2026年9月に、モニターに「エラーコード D1-3 計測ユニットに接続できません」と初めて出ました。画面の指示どおり「再接続」を押しても直らず、計測ユニット本体のボタン長押しでもダメ。モニターのWi-Fi設定をやり直したら復旧しました。蓄電池本体の故障ではなく、モニターと計測ユニットの無線がつながらなくなっただけでしたが、初めて見るとちょっと焦ります。3年半で困ったことはこれ1回です。

脱衣所の壁に付いている計測ユニット MHCS-M02A(右)と特定負荷用分電盤(左の白い箱)。計測ユニットの緑のランプが通常運転の合図

写真の右の小さい箱が計測ユニット、左の大きい白い箱が停電時用の分電盤です。どちらも蓄電池と同じ脱衣所の壁にあります。※機器に貼ってあるWi-Fiのシールは伏せています。

てつや

てつや(アラフォーリーマン)

派手に良くも悪くもない。「黙って働いてる家電」という感じ。期待値を年6千円に置いておくと、がっかりしない。

中古住宅に付いていた人・中古品を検討している人へ

うちと同じく「家を買ったら付いてきた」人に伝えたいことは3つです。

  • 保証書と設置日を確認する。 うちは設置日2021年5月31日・保証15年で、2036年5月まで。保証の名義を引き継げるかは販売店ごとに扱いが違うので、前の持ち主の書類が残っているかを内見の段階で聞いておくと安心です
  • HEMSのデータは引き継げる。 うちの計測ユニットには前の持ち主の時代からの記録が全部残っていました。これがあると「この家の太陽光は実際どれくらい働くか」が買う前に分かります。太陽光・蓄電池付きの中古住宅を買った話に5年分の画面を載せています
  • 捨てるときの費用は決まっていない。 蓄電池はまだ「寿命が来たらどう処分するか」の仕組みが固まっていません。ここは寿命の記事に書いた通り、頭の片隅に置いておく話です

ネットで「CB-LMK65A」を検索すると、中古品を売っているページが並びます。知恵袋には「同じ型番の中古を追加でつなげたい」という質問もありました。うちは試していないので断言はしませんが、蓄電池は劣化の度合いが1台ごとに違うので、中古を足す・中古を買うなら、保証の扱いと設置業者の対応を先に確認したほうがいいと思います。個人売買の中古品は、設置できる業者が見つからないと置物になります。

これから見積もりを取る人へ

見積もりにこの型番が載っている人は、次の3つをそのまま業者に聞いてみてください。うちが「先に知りたかった」ことです。

  1. 実効容量は何kWhか(カタログ6.5kWhではなく、実際に使える量)
  2. 設置場所はどこか、温度は大丈夫か(屋内設置・-10〜+40℃。脱衣所や納戸が候補になることが多い)
  3. うちの太陽光の容量で、年間どれくらい貯めて出せる見込みか(うちは2.2kWで年間放電930kWh。これが目安になります)

金額は、うちは前の持ち主が設置したので分かりません。ここは正直に書いておきます。相場は複数社の見積もりを並べるしかないので、蓄電池の一括見積もりサービスで比べるのが早いです。

蓄電池の無料一括比較サイト【タイナビ蓄電池】(全国対応・複数社の見積もり比較)

まとめ

  • 長州産業 CB-LMK65A は、5年使って往復効率77%で横ばい。劣化の気配はまだなし
  • 電気代の実額で見た効果は年約6千円。太陽光本体(年約7万円)と比べると小さい
  • 良かった点:放置でいい/停電前に満充電にできる/春秋は買電ゼロの日がある
  • 気になる点:冬は効かない/真夏は夜中に空になる/モニターの接続エラーが1回
  • 付いてきたなら使い倒す。新しく買うなら、実効容量と自分の太陽光の容量で数字を出してから

「うちの家では何年でどれくらい働くのか」を知りたい人は、約5年分のHEMS記録から読んでみてください。


本記事は我が家(栃木・4人家族・太陽光2.2kW+蓄電池6.5kWh・2021年5月設置)の実測です。発電量・充放電量は地域・設備容量・天候・生活パターンで大きく変わります。機器の仕様はうちの実機のラベルと書類にもとづくもので、現行モデルとは異なる場合があります。導入検討の際は複数社の見積もり比較をおすすめします。

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