太陽光の家の実測ノート
太陽光蓄電池選び方長州産業

太陽光+蓄電池、今から付けるならどう選ぶ?長州産業を5年使った家が「次に付けるなら」で考えた6つの順番【2026年】

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太陽光+蓄電池、今から付けるならどう選ぶ?長州産業を5年使った家が「次に付けるなら」で考えた6つの順番【2026年】

太陽光2.2kW+蓄電池6.5kWh(長州産業)を5年分のHEMS実測で使ってきた4人家族が、「今から自分の家に付けるなら何をどう選ぶか」を順番に書きました。2026年4月の契約シェア(ハンファ45.6%・カナディアン13.4%・長州11.4%)、国の資料の費用(新築28.9万円/kW・既築30.1万円/kW)、各社の保証、蓄電池の容量と全負荷、テスラPowerwall 3の国内発売まで、2026年10月に確認した内容で。結論は「メーカーより先に、屋根に載るkW・保証の年数・施工店」。

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🔍 こんな疑問に答えます

今から太陽光を付けるなら、どのメーカーがいい?
蓄電池は付けたほうがいい?何kWhにすればいい?
見積もりで何を聞けば失敗しない?

結論:メーカー名から入らない。「屋根に載るkW → 保証の年数 → 施工店」の順で決める

我が家は中古で買った家に、長州産業の太陽光2.2kWと蓄電池6.5kWhが付いていました。設備は2021年設置で5年目。HEMSの記録を5年分見てきて、「もし今から自分で付けるなら」と考えたことを、順番にまとめます。

先に結論です。

順番 決めること うちが5年で学んだこと
① 屋根に載せられるkW 2.2kWは小さすぎた。冬は発電168kWhに対して買電399kWh。4〜5kW載る屋根なら載せる
② 蓄電池を「何のため」に付けるか 電気代だけなら元は取りにくい(うちの蓄電池の効果は年約6千円)。停電対策なら「全負荷か特定負荷か」が先
③ 保証の年数(パネル25年・機器15年・工事10年) パネルより先にパワコンが寿命(交換の相場42.3万円)。機器保証15年は必須
④ メーカー 上位5社は保証でほぼ横並び。差は「国産か」「災害補償が付くか」「施工店が扱えるか」
⑤ 施工店(相見積もり3社) 同じ機種でも数十万円変わる。雨漏り保証は施工店が出す
⑥ 補助金と申請の順番 国の蓄電池補助(DR補助金)は2026年度は1か月で枠が埋まった。契約前に施工店に確認

「どのメーカーが一番いいか」は、この記事では決めません。使ったことがあるのは長州産業だけで、ほかは公式の情報しか知らないからです。その代わり、何を見て決めるかは、5年の実測から言えます。

てつや

うちは選んでいない(付いていた)。だからこそ「選べるなら何を変えたか」がはっきりしている。一番はパネルの大きさだった。

① 屋根に載せられるkWを先に決める(うちの2.2kWは小さかった)

太陽光の経済効果は、ほぼ「何kW載るか」で決まります。メーカーの効率の差(22%か23%か)より、1kW多く載るかどうかのほうが大きい。

うちの2.2kWの実測はこうです。

発電 買電 消費
1年(2025年) 2,752kWh 2,895kWh 約5,150kWh
2025年12月 168kWh 399kWh 549kWh
2026年5月 309kWh 94kWh 277kWh

春は発電で家の電気をほぼまかなえますが、冬は発電が消費の3割。4人家族で年5,000kWh使う家なら、2.2kWでは足りません。屋根の向きと面積で4〜5kW載るなら、載せたほうが1kWあたりの単価も下がります(足場や工事費は枚数に比例しないため)。

国の資料(調達価格等算定委員会「令和8年度以降の調達価格等に関する意見」)では、住宅用太陽光の設置費用の平均は新築で1kWあたり28.9万円、既築(後付け)で30.1万円、運転維持費は1kWあたり年3,000円程度とされています。

大きさ 費用の目安(既築30.1万円/kW)
2.2kW(うち) 約66万円
4kW 約120万円
5kW 約151万円

② 蓄電池は「何のため」かを先に決める

蓄電池は、電気代だけで元を取るのが難しい設備です。うちの6.5kWhの実測では、蓄電池が生む効果は年約6,000円でした(太陽光と蓄電池の効果を分けて計算)。1日に出せる電気が平均2.4kWhで、夜のエアコンや乾燥機には足りません。冬は太陽光が少ないので充電もされず、1月は買電453kWhに対して放電78kWhでした。

それでも付ける理由は、停電対策です。ここで先に決めるのが「全負荷か、特定負荷か」。

特定負荷(うち) 全負荷
停電時に使える場所 決めた回路だけ(うちはキッチンと計測ユニット) 家じゅう
停電時の200V(エアコン・IH) × 機種によって○
価格 安い 高い(切替ユニットが要る)

停電のときにエアコンやIHも使いたいなら全負荷。冷蔵庫と照明とスマホが生きていればいいなら特定負荷で十分です。全負荷の機種は 全負荷の蓄電池はどれ?主要5メーカーの公式情報 にまとめました。

蓄電池の費用は、国の検討会の資料(2024年11月)で本体が1kWhあたり12万円程度、工事費が2万円程度が標準的な水準。10kWhなら約140万円です。

容量の目安:うちの4人家族(夜〜朝に買う電気が1日6〜12kWh)だと、6.5kWhでは冬に足りません。「夜に使う電気の量」をHEMSか電気の明細で見て、その7割くらいを目安にすると現実的です。大きいほど得ではなく、使い切れない容量はただの重りになります。

③ 保証は「パネル25年・機器15年・工事10年」をそろえる

5年使ってわかったのは、パネルは壊れないが、パワコンは寿命が来ることです。パネルの出力低下は5年で2%未満(5年の劣化の実測)。一方、パワコンの寿命は10〜15年で、交換の相場は42.3万円(パワコン交換費用)。

だから見積もりで見る保証は3つです。

  1. パネルの出力保証:25年が基準。何%を下回ったら対象かも見る(長州産業・パナソニックは10年で81%、以降72%)
  2. 機器(パワコン・蓄電池)の保証:15年が基準。10年だとパワコンの寿命より短い。うちのパワコン・蓄電池は15年(2036年5月まで)
  3. 工事の保証(雨漏り):メーカーではなく施工店が出す。うちは10年。屋根に穴は開く?雨漏り保証の話

④ メーカーは「保証でほぼ横並び」。見るのは3点だけ

2026年に多く選ばれているメーカー

見積もりサイトのソーラーパートナーズが公表している契約シェア(2026年4月の工事契約・無作為抽出200件)では、次の順でした。

順位 メーカー シェア 国産/海外
1 ハンファジャパン(Qセルズ) 45.6% 海外(韓国系、ドイツ発)
2 カナディアンソーラー 13.4% 海外(カナダ発・中国生産)
3 長州産業(うちと同じ) 11.4% 国産(山口県で生産)
4 シャープ 8.1% 国産
5 エクソル 7.4% 国内メーカー(パネルは海外製造)

※同社の利用者の契約を集計したもので、製品の優劣ではありません。2025年の上期は長州産業・カナディアンが上位で、秋以降ハンファが急に増えています。

保証は横並び、差は3点

主要5社の保証(2026年9月に各社の公式で確認)は、太陽光パネルメーカー5社の保証 に表でまとめました。要点だけ書くと、出力保証25年・機器保証15年はどこもほぼ同じで、差が出るのは次の3点です。

見るところ 違いが出る例
製品保証が無償か有償か カナディアンは標準12年・有償で15年。シャープは無償10年・有償15年
自然災害の補償が付くか パナソニックは災害補償15年が付く。付かない社は火災保険でカバー
近所の施工店が扱えるか メーカー保証は「研修を受けた施工店の工事」が条件。扱える店が少ないメーカーは相見積もりが取りにくい

うちの長州産業は、5年で故障ゼロ、HEMSの記録が止まったのはWi-Fiが切れた1回だけ(そのときの直し方)。国産で、保証の問い合わせ先がはっきりしているのは安心でした。ただ、ほかのメーカーを使ったことはないので、「長州産業が一番」とは言えません。

蓄電池のメーカーで2026年に変わったこと

  • テスラ Powerwall 3が2026年8月3日に日本で発売。容量13.5kWh、出力9.69kW、保証10年、パワコン内蔵。国の補助金の機器登録も済んでいます。価格は公表されておらず、エクソルなどの販売店の見積もりで確認する形です
  • パナソニック 創蓄連携システムT(2025年10月受注開始)は希望小売価格が公表されていて、9.7kWhで約466万円(税込・工事費別)。価格が公開されている数少ない例です
  • 容量の選択肢が広いのはニチコン(7.4〜19.9kWh)、シャープ(4.2〜15.4kWh)、長州産業(6.5/9.8/16.4kWh)

⑤ 施工店は3社の相見積もり。同じ機種でも数十万円変わる

メーカーを決めても、価格と工事の質は施工店で決まります。うちは選べなかった(付いていた)のですが、前の持ち主の書類に施工報告書と写真が残っていたおかげで、屋根の防水処理まで確認できました。

見積もりで聞くこと:

  1. kW単価(本体+工事+足場の合計÷kW)。国の平均は既築30.1万円/kW。これより大きく高い理由を聞く
  2. 雨漏り保証の年数と、施工写真を渡してもらえるか
  3. パワコンの機器保証が15年か。10年なら差額で延長できるか
  4. 蓄電池の「停電時に使える範囲」(全負荷か特定負荷か)と、停電時の出力(kVA)
  5. 補助金の申請を誰がやるか。施工店が代行する場合が多い

⑥ 補助金は「契約前」に確認する

  • 国(DR補助金・2026年度):家庭用蓄電池向け。1kWhあたり34,500円(最大増額あり)が目安でしたが、2026年度は申請が殺到して約1か月で予算の上限に達しました。来年度の公募時期を施工店に聞いてから契約する
  • 都道府県・市区町村:国と併用できることが多い。栃木県や宇都宮市も年度ごとに内容が変わるので、「自治体名+太陽光 補助金」で公式サイトを確認
  • 順番が大事:補助金は「契約前に申請」「工事前に交付決定」が条件のものがあります。先に契約すると対象外になることがある

補助金の探し方の詳細は 太陽光・蓄電池の費用と補助金 にまとめました。

うちが「今から付けるなら」こうする(まとめ)

うち(2021年設置・付いていた) 今から付けるなら
太陽光 2.2kW 屋根に載るだけ(4〜5kW)
蓄電池 6.5kWh・特定負荷 停電対策が目的なら 全負荷・9〜10kWh。電気代だけが目的なら付けない
メーカー 長州産業 国産にこだわるなら長州産業。保証条件が同じなら、近所に扱える施工店が多いメーカー
保証 パネル25年・機器15年・工事10年 同じ。機器15年は譲らない
施工店 選べなかった 3社の相見積もり。施工写真をもらう
補助金 不明(前の持ち主) 契約前に国と自治体を確認

見積もりを比べるなら

太陽光と蓄電池は、同じ機種でも施工店で数十万円変わります。1社で決めず、先に相場を知ってから話を聞くのが、5年使った家からのいちばんの助言です。

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よくある質問

Q. 結局、メーカーはどこがいいですか?

A. 保証の条件が同じなら、「近所に扱える施工店が多いメーカー」です。メーカー保証は研修を受けた施工店の工事が条件で、扱える店が少ないと相見積もりが取れず、修理のときも困ります。国産にこだわるなら長州産業かシャープ。うちは長州産業で5年故障なしですが、ほかを使ったことがないので「一番」とは言いません。

Q. 変換効率は高いほうがいいですか?

A. 屋根が狭くて枚数を載せられない家では意味があります。載る面積に余裕があるなら、効率より「合計kW」と「kW単価」で見るほうが差が出ます。

Q. 太陽光だけ先に付けて、蓄電池は後で足せますか?

A. できますが、後付けは工事が2回になる分、高くなりがちです。うちのような卒FIT後の後付けの損得は 卒FITで蓄電池は買い? に書きました。今から太陽光を付けるなら、売電単価は1〜4年目24円・5〜10年目8.3円(2026年度の新FIT)で、5年目以降は自分で使うほうが得になります。

Q. 中古住宅に太陽光が付いていたら、何を確認すればいいですか?

A. ①施工報告書と保証書が残っているか ②パワコンの設置年(寿命10〜15年) ③売電の契約の引き継ぎ(名義変更)。うちの経験は 中古住宅に付いていた太陽光の全部 に。


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本記事の数字は、我が家(長州産業 太陽光2.2kW+蓄電池6.5kWh・2021年設置・栃木)のHEMSの実測と、ソーラーパートナーズ公表の契約シェア(2026年4月)、経済産業省 調達価格等算定委員会「令和8年度以降の調達価格等に関する意見」、各メーカーの公式サイト(2026年9〜10月確認)にもとづいています。価格・保証・補助金は変わるので、契約前に最新を確認してください。

てつや

この記事を書いた人:てつや40歳会社員・妻と子ども2人

  • 🏠 築3年で買った中古戸建て(2020年築)×太陽光2.2kW+蓄電池6.5kWh|5年分のHEMS実データを公開中
  • 📚 Kindle『築3年の中古戸建て2,750万購入記』著者
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