太陽光があっても、冬の電気代は高い|うちは1月15,820円。発電は5月の半分、買う電気は4倍だった【実測】

※アイキャッチはイメージ画像です。記事の数字は我が家のHEMSの実測です。
太陽光があるのに冬の電気代が高いのはなぜか。我が家(太陽光2.2kW+蓄電池6.5kWh・4人家族・栃木)のHEMSで12月〜2月と5月を比べると、発電は半分、使う電気は2倍、買う電気は4倍以上でした。冬でも太陽光は月5,800円分は働いていること、それでも1月の電気代が15,820円になった理由、冬に効く対策と効かない対策を、やさしい言葉で説明します。
先に答え:冬は「太陽光が働かない」のではなく「使う量が2倍になる」
太陽光と蓄電池がある家でも、冬の電気代は高くなります。
うちは、太陽光2.2kW+蓄電池6.5kWhの4人家族(栃木)です。 2026年1月の電気代は15,820円で、1年でいちばん高い月でした。
いちばん条件のいい5月と、冬の3か月を並べると、理由がはっきりします。
| 5月 | 12月 | 1月 | 2月 | |
|---|---|---|---|---|
| 発電 | 309.1kWh | 168.1kWh | 211.7kWh | 190.5kWh |
| 使った電気 | 277.2kWh | 548.5kWh | 632.5kWh | 567.8kWh |
| 買った電気 | 93.6kWh | 398.9kWh | 453.3kWh | 403.2kWh |
| 売った電気 | 101.0kWh | 0.2kWh | 8.5kWh | 6.4kWh |
| 買わずに済んだ電気 | 183.6kWh | 149.6kWh | 179.2kWh | 164.6kWh |
※2025年12月、2026年1月・2月・5月。家の電気の出入りを記録するモニター(HEMS)の月間記録。「kWh」は電気の量の単位です
見てほしいのは、いちばん下の行です。 冬でも「買わずに済んだ電気」は、月150〜180kWhあります。5月とそれほど変わりません。
1kWhを35円とすると、冬でも月5,000〜6,000円分は、太陽光と蓄電池が働いている計算です。
それでも電気代が高いのは、使う電気が5月の2倍以上になるからです。 使う量が倍になり、発電が減る。だから買う量が4倍以上になります。
なぜ冬は、使う電気が2倍になるのか
うちの冬の電気の使い道は、はっきりしています。
- 暖房。エアコン暖房が中心で、夕方から朝まで動く
- 乾燥機。ドラム式を毎日1回以上、「しっかり」コースで3時間ほど(NA-LX113Bのレビュー)。冬も外に干しますが乾ききらないので、仕上げに回す
- 照明と在宅時間。日が短く、家にいる時間も長い
1月は、1日に約20kWh使っています。5月は約9kWh。 差の11kWhが、ほぼ暖房と乾燥機です。
なぜ冬は、太陽光が効きにくいのか:時間がずれている
冬の発電が減るのは確かです。でも、5月の半分は発電しています。 問題は量より「時間」です。
- 発電するのは、昼の10時〜14時ごろ
- 暖房を使うのは、夕方から朝。昼の発電と重ならない
- 蓄電池に昼の余りをためても、1日に出せるのは平均2.5kWhほど(1月の放電77.6kWh÷31日)。夜の暖房と乾燥機には足りない
だから冬は、売る電気がほぼゼロ(発電は全部使い切っている)なのに、買う電気が減りません。 昼の電気はその場で使い切り、夜はほぼ全部買っています。この仕組みは 蓄電池6.5kWhは4人家族で足りる? で、時間帯ごとの実測つきで書きました。
1月の請求を見て「太陽光あるのに1万5千円?」と思った。でもHEMSを見たら、太陽光は冬もちゃんと働いてた。高いのは、暖房と乾燥機で使う量が倍になってるから。設備のせいにしても何も減らない。
冬の電気代に「効く対策」と「効かない対策」
5年分の数字を見てきて、冬に効くもの・効かないものは、こう分かれます。
| 対策 | 冬に効く? | 理由 |
|---|---|---|
| 昼に乾燥機を回す | △ | 冬は昼の電気が余っていない。晴れた日の昼なら少し効く |
| 蓄電池の設定を変える | △ | 昼の余りがないので、ためる電気がない。夜の安い電気をためる設定は電力会社のプラン次第 |
| エアコンの設定温度を1度下げる・つけっぱなし | ○ | 使う量そのものが減る。冬はこれが一番大きい |
| 乾燥機の回数を減らす・まとめて回す | ○ | 1回3時間の乾燥は、冬の大きな使い道 |
| 電力会社のプランを見直す | ○(家による) | 太陽光のある家は昼に買う量が少ないので、平均的な家向けの試算が当てはまらない。自分の使用量で比べる(Looopでんきで試算した記事) |
| 太陽光を増やす・蓄電池を大きくする | × | 冬の問題は「夜に使う」こと。昼の発電を増やしても夜には届かない |
冬の電気代を下げたいなら、設備ではなく使う量から手を付けるのが近道です。 うちが年間の電気代を見直した順番は 太陽光があるのに電気代が高い?の記事 にまとめています。
季節ごとに見ると、こうなる
12か月を季節でまとめた表です。
| 季節 | 月の平均発電 | 月の平均で使った電気 | 月の平均で買った電気 |
|---|---|---|---|
| 春(3〜5月) | 273kWh | 407kWh | 205kWh |
| 夏(6〜8月) | 275kWh | 399kWh | 182kWh |
| 秋(9〜11月) | 187kWh | 342kWh | 197kWh |
| 冬(12〜2月) | 190kWh | 583kWh | 418kWh |
※2025年6月〜2026年5月のHEMS月間記録から計算
冬の発電は、秋と同じくらいです。違うのは、使う量だけ。 「冬は太陽光が弱い」というより「冬は家が電気を食う」。これがうちの実態でした。
うちの家について
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設備 | 長州産業 太陽光2.2kW+蓄電池6.5kWh(2021年5月設置) |
| 家族 | 4人(夫婦+子2人)・栃木・お湯とコンロはガス |
| 暖房 | エアコン |
| 電力会社 | ドコモでんきBasic(50A) |
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注意事項: 本記事はうち(栃木・4人家族・太陽光2.2kW・エアコン暖房)の実測です。寒冷地や暖房の種類が違う家では数字が大きく変わります。「買わずに済んだ電気」の金額は35円/kWhで換算した概算です。

この記事を書いた人:てつや40歳会社員・妻と子ども2人
- 🏠 築3年で買った中古戸建て(2020年築)×太陽光2.2kW+蓄電池6.5kWh|5年分のHEMS実データを公開中
- 📚 Kindle『築3年の中古戸建て2,750万購入記』著者
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