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太陽光の売電収入はいくら?我が家は年6,061円でした|12ヶ月の振込実績と「いつ入るか」の答え
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太陽光の売電収入はいくら?我が家は年6,061円でした|12ヶ月の振込実績と「いつ入るか」の答え

2026-08-15

てつや

この記事を書いた人:てつや40歳会社員・妻と子ども2人

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結論:1年で6,061円でした。業者の試算の16分の1です

太陽光2.2kW+蓄電池6.5kWh付きの中古住宅に住んでいます。この家の売電収入は、直近1年間(2025年8月〜2026年7月)で合計6,061円でした。月平均にすると505円です。

「太陽光 売電収入」で検索すると、上位には「1〜4年目までの売電収入は年間約10万円が目安」といった記事が並びます。うちの実額は、その約16分の1です。

これは業者の試算が間違っているという話ではありません。条件が違えば、これくらい変わるという話です。この記事では、東京電力パワーグリッドの購入実績画面をそのまま載せた上で、

  • 売電収入はいつ・どこに・いくら入るのか
  • なぜ試算の年10万円と桁が違うのか
  • 売電収入に税金はかかるのか

を、実額と一次情報だけで説明します。

てつや

てつや(アラフォーリーマン)

年6,061円って聞くとガッカリするでしょ。でも最後まで読むと、たぶん印象が逆になると思う。うちの太陽光はちゃんと働いてるよ。

12ヶ月分の振込実績を、そのまま公開します

これが東京電力パワーグリッドのマイページに表示されている「購入実績」の画面です。**注釈にあるとおり、ここに出ている金額は「実際に振り込まれる金額」**です。

東京電力パワーグリッドの購入実績画面。2025年8月から2026年7月までの12ヶ月分の売電振込額が一覧表示されている

数字にすると、こうなります。右端は、金額を売電単価19円/kWhで割って求めた売電量です。

検針月 振込額 売電量
2026年07月 228円 12kWh
2026年06月 1,330円 70kWh
2026年05月 1,786円 94kWh ←最多
2026年04月 418円 22kWh
2026年03月 228円 12kWh
2026年02月 152円 8kWh
2026年01月 152円 8kWh
2025年12月 19円 1kWh ←最少
2025年11月 551円 29kWh
2025年10月 532円 28kWh
2025年09月 323円 17kWh
2025年08月 342円 18kWh
合計 6,061円 319kWh

面白いのが2025年12月の「19円」です。1kWhだけ売れた月の振込額がぴったり19円。つまり我が家の売電単価は、まぎれもなく19円/kWhだと確認できます。実際、12ヶ月すべての金額が19で割り切れました。

これは2021年に設置された設備なので、2021年度のFIT(固定価格買取制度)の単価19円/kWhが、2031年まで10年間固定されます。設置年度によってこの単価は違うので、ご自身の家の単価は契約書か、この購入実績画面で確認してみてください。

売電収入は「いつ・どこに・いくら」入るのか

検索していると、この素朴な疑問に答えている記事が意外と見つかりません。実際に受け取っている立場から書きます。

いつ入るか:毎月です

我が家の場合、毎月きちんと振り込まれています。上の画面のとおり、12ヶ月すべてに金額が並んでいます。

注目してほしいのが2025年12月の19円です。振込手数料の方が高くつきそうな金額ですが、それでも繰り越されずに振り込まれています。つまり振込にかかる手数料は買取事業者側が負担している、ということです。「少額だと繰り越されるのでは」と心配する必要はありませんでした。

ただし、画面に出ている「◯月分」は検針日を基準にした期間です。カレンダーの1日〜末日ではないので、たとえば「7月分」は6月中旬〜7月中旬の発電を指していることがあります。実際の入金は、そこからさらに1〜2ヶ月ほど遅れます。

どこに入るか:電気代とは別の口座振込です

ここは勘違いしやすいところです。売電収入は、毎月の電気代の請求と相殺されません。

我が家の場合、電気を買っているのはドコモでんき、電気を売っている相手は東京電力パワーグリッドで、そもそも会社が違います。売電収入は指定した銀行口座に振り込まれ、電気代はカードから引き落とされる。完全に別々のお金の流れです。

そして意外と知られていないのが、蓄電池の充放電はどちらにも一切出てこないということです。家の中で電気を移動させているだけなので、メーターを通りません。請求書にも振込明細にも「蓄電池のおかげで◯円」という行は立たないので、HEMSのような見える化の仕組みがないと、蓄電池の働きは一生わからないままになります。

いくら入るか:売電量 × 単価だけです

計算はシンプルで、その月に売った電気の量 × FIT単価です。我が家なら19円/kWh。ここに割引や手数料は乗りません。

てつや

てつや(アラフォーリーマン)

買う会社と売る会社が別、っていうのが最初ピンとこなかった。電気代が安くなる形で戻ってくるわけじゃないんだよね。通帳を見るまで気づかない人、けっこう多いと思う。

なぜ試算の「年10万円」と桁が違うのか

ここが一番大事なところです。理由は2つあります。

① そもそも載っているパネルが小さい(2.2kW)

年間10万円という試算は、だいたい4〜5kWの設備を前提にしています。我が家は2.2kW。単純計算で半分以下です。

前の持ち主が設置したものを中古住宅ごと引き継いだので、容量はこちらで選べませんでした。詳しい経緯は中古住宅で太陽光を引き継いだ話に書いています。

② 蓄電池があるので、そもそも売る電気が残らない

こちらの方が影響は大きいです。

我が家には蓄電池が6.5kWhあります。昼に余った電気は、売る前にまず蓄電池へ充電され、夜に使われます。その結果どうなるかというと、売る電気がほとんど残りません

実際、2026年7月の実測では、発電した電気の96.8%を自分の家で使い切りました。売電はたったの7.4kWhです。

つまり我が家の売電収入が少ないのは、太陽光がサボっているからではなく、発電した電気を売らずに自分で使っているからです。

売電6,061円の裏で、節約は約7.8万円ありました

ここが記事の核心です。

我が家の太陽光・蓄電池の経済効果は、5年間の累計で約42万円。年あたり約8.4万円です。そのうち売電は6,061円しかありません。

内訳 年あたり 割合
売電収入 6,061円 7%
自家消費による節約 約7.8万円 93%
合計 約8.4万円 100%

経済効果の93%は、売電ではなく「電気を買わずに済んだこと」から来ています。

理屈は単純です。同じ1kWhでも、売れば19円にしかなりませんが、買えば35円前後かかります。売って19円もらうより、買わずに35円を浮かせる方が得なんです。だから蓄電池が売電を減らしているのは、損ではなく最適化です。

売電収入という数字だけを見て「太陽光は儲からない」と判断すると、経済効果の93%を見落とすことになります。

てつや

てつや(アラフォーリーマン)

「売電いくら?」って聞かれると年6千円で恥ずかしいんだけど、実は7万8千円ぶん買わずに済んでる。太陽光って「売る装置」じゃなくて「買わないための装置」なんだよね。

売電が多い月・少ない月:5月が94kWh、12月は1kWh

季節の差がはっきり出たのも面白いところでした。

最多は5月の94kWh(1,786円)最少は12月のわずか1kWh(19円)。実に94倍の差です。

理由を分けて考えるとこうなります。

  • 5月・6月が多い:日照が十分にあるのに、エアコンをほとんど使わない。だから電気が余る
  • 7月・8月が少ない:よく晴れて発電量は多いが、エアコンで使い切ってしまう
  • 12月・1月が最少:日照そのものが減る上に、暖房で消費が増える

「夏がいちばん儲かるのでは」と思いがちですが、実際に売電が伸びるのは春でした。夏は発電量が多くても、その分エアコンで消費してしまうからです。

売電収入に税金はかかるのか

ここは間違えると実害が出るので、国税庁の情報で確認しました。

まず所得の区分です。 国税庁の質疑応答事例では、給与所得者が自宅の太陽光で余剰電力を売った収入は、**事業として行われている場合を除き「雑所得」**にあたるとされています。

そのうえで確定申告の要否です。 国税庁のタックスアンサー「No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人」(令和7年4月1日現在法令等)によると、1か所から給与を受けていて源泉徴収されている会社員の場合、給与所得・退職所得以外の所得の合計額が20万円を超える人が確定申告の対象です。

つまり、売電の所得が年20万円以下なら、所得税の確定申告は不要ということになります。我が家は年6,061円なので、当然対象外です。

ただし、注意点が3つあります。

  1. **判定するのは「収入」ではなく「所得」**です。所得とは、収入から必要経費(設備の減価償却費のうち売電分など)を差し引いた金額を指します
  2. 20万円ルールは所得税の話です。 住民税には同じ仕組みがないため、20万円以下でもお住まいの自治体への申告が必要な場合があります。市区町村の窓口かサイトで確認してください
  3. 副業など他の収入と合算して判定します。売電単独で20万円以下でも、他の所得と合わせて超えるなら申告が必要です

大きな設備を載せている方や、他に副収入がある方は、税務署か税理士に確認することをおすすめします。

これから太陽光を検討する人へ

5年分のデータを見てきた立場から、正直に言えることが3つあります。

1つ目。「売電でいくら儲かるか」を軸に考えると、たぶん判断を誤ります。 FIT単価は年々下がっていて、2021年度で19円だったものが、今はさらに低くなっています。一方で電気代は上がり続けています。売る価値は下がり、買わずに済ませる価値は上がっているというのが今の流れです。

2つ目。蓄電池を入れるなら、売電収入は最初から期待しない方がいいです。 蓄電池は構造上、売電を減らして自家消費を増やす装置だからです。それでトータルは得になりますが、「売電で元を取る」という発想とは相性が悪いです。

3つ目。容量は後から簡単には変えられません。 我が家の2.2kWは前の持ち主が決めた容量で、引き継いだ側に選択の余地はありませんでした。これから新しく設置するなら、屋根に載せられる範囲で容量を確保しておく方が、選べる運用の幅は広がります。

そして、太陽光付きの中古住宅を検討している方は、内見のときに「何kW載っているか」を必ず確認してください。同じ「太陽光付き」という表記でも、2kW台と5kW台では家計へのインパクトがまったく違います。チェックすべき項目は中古住宅の内見チェックポイントにまとめています。

そして価格は必ず複数社で比べてください。同じ設備でも、業者によって数十万円の差が出ます。年6,061円の売電収入で数十万円の差を埋めようとすると、何十年もかかってしまいます。

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まとめ

  • 我が家(太陽光2.2kW+蓄電池6.5kWh)の売電収入は1年で6,061円、月平均505円
  • 12ヶ月すべての振込額が19で割り切れ、FIT単価19円/kWhが実額で確認できた
  • 売電収入は毎月・銀行口座へ振込。電気代の請求とは別会計で、相殺されない
  • 業者試算の「年10万円」と桁が違うのは、容量が2.2kWと小さいことと、蓄電池が売る前に電気を使ってしまうから
  • ただし経済効果の93%は自家消費による節約(年約7.8万円)。売電はわずか7%
  • 給与所得者は、売電を含む給与以外の所得が年20万円以下なら所得税の確定申告は不要(住民税は別途確認を)

売電収入だけを見れば、たしかに寂しい数字です。でも我が家の太陽光は、売る電気が残らないほどしっかり働いています。この記事の数字が、検討中の方の判断材料になればうれしいです。

毎月の実測は月次レポートで公開しています。


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注意事項: 本記事は我が家(宇都宮・4人家族・太陽光2.2kW+蓄電池6.5kWh・2021年5月設置)の実測です。売電単価は設置年度によって異なり、発電量・売電量は地域・設備容量・天候・生活パターンで大きく変わります。税務の記載は2026年8月時点の国税庁の公表情報にもとづく一般的な説明であり、個別の判断は税務署または税理士にご相談ください。導入検討の際は複数社の見積もり比較をおすすめします。

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