
中古戸建で後悔したくない人が内見でチェックすべき7つのポイント|築3年購入者が実体験で語る
2026-05-09
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中古戸建ての内見、なんとなくで見てない?
中古戸建てを買うとき、ほとんどの人が内見1〜2回・所要時間30〜60分で意思決定します。
でもこの短時間で「家の良し悪し」「将来の修繕コスト」を見極めるのは、正直かなり難しい。
私は築3年の中古戸建てを2,750万円で購入しましたが、複数件内見して比較した結果、「ここは見ておきたい」というポイントが7つに絞れました。
この記事では、実体験ベースで「内見の段階でチェックすべき7項目」をまとめます。
これから中古戸建てを内見する方の判断材料になればと思います。
我が家の購入実績(前提)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 物件 | 築3年中古戸建て(4LDK・約32坪) |
| 価格 | 2,750万円(提示2,780万から30万値引き) |
| 設備 | 太陽光2.2kW+蓄電池6.5kWh付き |
| 内見回数 | この物件3回・並行検討した物件 計5件 |
| 仲介 | アットホーム経由 |
築浅×太陽光付き×中古、というやや珍しいパターンです。
詳しくは 築3年の中古住宅をネットで見つけて買った話 に書いています。
内見でチェックすべき7つのポイント
① 給湯器・エアコン・浴室乾燥機の「設置年」
ここが一番重要。
設備の寿命は基本10〜15年。築3年でもエアコンが古いものが残っていると、数年以内に交換が必要になります。
- 給湯器:壁面の銘板で製造年確認(10〜15年で交換・15〜25万円)
- エアコン:室外機の銘板(リビング用は10年で要交換)
- 浴室乾燥機:天井のラベル
- 食洗機・ビルトインコンロ:取扱説明書の有無
ポイント:「築年数 ≠ 設備の年数」。築10年でも給湯器を交換済みなら問題なし。逆に築3年でも前所有者がDIYで設置した中古エアコンの場合あり。
② 雨漏りリスク:外壁・屋根・ベランダ
外から見える劣化は最重要シグナル:
- 外壁のヒビ(特に窓周り・サッシ周り)
- コーキング(目地のゴム)の硬化・ひび割れ
- 屋根の波打ち・色あせ
- ベランダ床面の水たまり跡・防水層のめくれ
- 雨樋の歪み・詰まり
ポイント:内見時は晴れててもいいので、家のまわりを1周して水アカ跡や植物の繁殖をチェック。雨漏りが起きていた場所は外壁に水アカが残ります。
③ 床下・基礎:湿気・シロアリ・基礎クラック
ここは売主・仲介に頼んで点検口を開けてもらうのがベスト。
- 基礎コンクリートのヒビ(幅0.3mm以上は要注意)
- 床下の湿気・カビ臭
- シロアリ被害の痕跡(土の柱状の盛り上がり)
- 配管の水漏れ跡
ポイント:床下点検口は通常和室の畳下・キッチン床下・洗面台下にあります。「点検口を開けて見せてください」と言うのは普通の要求。嫌がる売主は何かを隠してる可能性あり。
④ 周辺環境:「昼・夜・平日・休日」で違う顔
これは内見時間帯のせいで見落としやすいポイント。
- 昼間の日当たり(南向きでも前に高い建物があると影)
- 夜間の街灯の量・治安(特に駅から家までの道)
- 平日朝の通勤時間帯の交通量
- 休日の近所の音(子どもの声・犬の鳴き声・大型車)
- 学校・駅・スーパーまでの実際の徒歩時間
ポイント:理想は時間帯を変えて2回内見。
ただし居住中物件だと売主の都合があって2回お願いするのは正直キツい。私の家も居住中物件でした。
現実的な進め方:
- 空き家なら:仲介に頼んで2回・3回でも普通にOK
- 居住中なら:内見は1回。家の前まで自分で別時間帯に下見するのは自由(夜の街灯・休日の交通量はこれで十分把握できる)
- 本気で買う気が伝わっている売主なら、2回目の内見も意外と通る。最初の内見で具体的な質問をぶつけて熱意を見せておくのが効く
詳しくは 中古住宅の周辺環境を見抜くコツ に書いています。
⑤ 隣家との境界・越境物
これは契約後に揉める典型例:
- 境界杭(プレート)の有無と位置
- 隣家の植木・物置・エアコン室外機が境界を越えていないか
- 逆に自宅側の越境物がないか
- 共有通路・私道の所有関係
ポイント:境界が曖昧なまま購入すると、売却時に確定測量で揉めて100万円コースになることも。売主に「越境合意書」「測量図」があるか必ず確認してください。
⑥ インフラ:水圧・電気容量・通信
地味だけど住み始めてからのストレスに直結:
- シャワー・台所の水圧(実際に水を出してもらう)
- 電気の契約アンペア(30A以下だと家電同時使用でブレーカーが落ちる)
- インターネット回線(光ファイバー導入済みか・どの会社か)
- 携帯電波(家の中でアンテナ立つか)
- ガス(都市ガス or プロパン):プロパンは月数千円高い
ポイント:水圧はシャワーをひねって5秒でわかる。電気はブレーカーボックスで契約A数を確認。
⑦ 書類関係:保証書・点検記録・図面
中古住宅で意外とバラつきがあるのがココ。
- 建築時の図面(間取り図・電気配線図)
- 設備の保証書(給湯器・太陽光・蓄電池・エアコン)
- 過去の点検記録(5年・10年点検をやっていたか)
- リフォーム履歴(クロス張替え・水回り交換の年月)
- 住宅性能評価書・瑕疵保険の証書
ポイント:書類が段ボール1箱分しっかり残っている家は、過去の所有者が真面目に管理してきた証拠。逆に書類が散逸してる家は、設備トラブル時の保証請求も難しくなる。
内見前にやっておくべき3つのこと
時間は限られてるので、事前準備で内見の効率を上げるのが鉄則:
① 物件の「過去の取引情報」を調べる
- 国土交通省の「不動産取引価格情報検索」 で、同じエリアの過去の取引価格・時期がわかる(個人情報は含まれない・無料)
- 仲介業者にお願いして レインズ(業者向けデータベース)の取引履歴 を確認してもらうのが一番確実
- Google検索で住所を入れる と、過去の販売広告のキャッシュが残っていることも(保証はない)
- 同じ物件が 短い期間で何度も売り出されている 場合は、何か理由がある可能性ありなので要注意
② 周辺の相場を把握しておく
- 一括査定や不動産ポータルで徒歩10分圏内の同条件物件価格を見る
- 提示価格が相場の±10%以内ならフェア
- 大幅に安い物件は何か理由がある(事故物件・地盤・嫌悪施設)
③ 自分の「絶対譲れない条件」を3つに絞る
- 全部叶えようとすると永遠に決められない
- 「南向き」「駅徒歩15分以内」「学区」みたいに3つに絞る
- 残りは「あれば嬉しいけど無くてもいい」で割り切る
持ち家の資産価値は「定期的にチェック」する
中古戸建てを買って住み始めたら、3年に1回くらいのペースで自宅の市場価値を一括査定でチェックするのがおすすめ。
毎年だとやり過ぎだけど、3年経つと相場も建物の劣化具合も変わるので、ちょうどいい間隔です。
- 値上がりしていたら売却の選択肢ができる
- 値下がりしていたら住み続ける戦略を強化
- 固定資産税の見直しヒントにもなる
詳しくは 買ったばかりの自宅を一括査定に出した話 に書いています。
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住宅ローンは「もげチェック」で借入条件を最適化
中古戸建ても新築と同じく住宅ローンが組めますが、金利・諸費用・繰上げ返済条件で総支払額が数百万円変わります。
私は住宅ローンを選ぶ前に「もげチェック」で複数の銀行を比較しました。
詳しくは 住宅ローンを選ぶ前にもげチェックを使った話 に。
まとめ:内見は「数」より「質」
中古戸建ての内見で大事なのは、たくさん見ることより、1件1件を深く見ること。
| 優先度 | チェックポイント |
|---|---|
| 🥇 | 給湯器・エアコンの設置年・寿命 |
| 🥈 | 雨漏りリスク(外壁・屋根・ベランダ) |
| 🥉 | 床下・基礎の状態 |
| ④ | 周辺環境(時間帯を変えて2回内見) |
| ⑤ | 隣家との境界・越境物 |
| ⑥ | 水圧・電気容量・通信インフラ |
| ⑦ | 書類関係(保証書・点検記録・図面) |
これを事前に頭に入れて内見すれば、「住んでみてからわかった」失敗のほとんどは防げます。
中古は新築と違って「現物が全て」。
逆に言えば、ちゃんと見れば「外れ物件」を避けられる。
新築のように「設計時の理想」と現実が乖離するリスクが少ないのが中古の魅力です。
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注意事項: 本記事は2026年時点の体験談・私見です。中古住宅の状態・設備寿命・契約条件は物件ごとに異なります。実際の購入判断は、必ずホームインスペクション(住宅診断)や宅建士・建築士などの専門家への相談を検討してください。
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