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家の敷地に電柱があると年1,500円もらえる話|中古住宅で見落としがちな「電柱敷地料」の申請方法
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家の敷地に電柱があると年1,500円もらえる話|中古住宅で見落としがちな「電柱敷地料」の申請方法

2026-05-07

敷地内に電柱があるのは"損"じゃなくて"得"かもしれない

中古住宅を内見していると、たまに敷地内に電柱が1本立っている家に出会います。

「邪魔そう」「景観が悪くなる」「駐車スペースに影響しそう」——多くの人はマイナスに捉えがちです。確かに家を建てる位置や駐車場の取り方には影響しますが、実は知られていない"プラス"の側面があります。

それが、電柱敷地料という制度です。

私の家にも東京電力の電柱が1本立っていて、毎年約1,500円が口座に振り込まれてきます。たかが1,500円、されど1,500円。固定資産税の数%が相殺される感覚で、知っているかどうかで結果が変わるタイプの話です。

中古住宅を買った人ほど、この制度を申請せずに損しているケースが多いので、まとめておきます。


電柱敷地料とは?

電力会社や通信事業者は、他人の土地に電柱を立てる場合、その土地の使用料を支払う義務があります。これが「電柱敷地料」と呼ばれるものです。

支払う側は主に以下のような事業者です。

  • 電力柱:東京電力(地域によっては中部電力・関西電力など)
  • 通信柱:NTT東日本・NTT西日本・KDDI など

土地の所有者が変わっても、契約をきちんと引き継ぎ・更新すれば、新しい所有者に支払われ続けます。


金額の目安:宅地は年1,500円

支払われる金額は、土地の種類によって決まっています。一般的な目安はこんな感じです。

土地の種類 電柱1本あたりの年間使用料の目安
約1,870円
約1,730円
宅地 約1,500円
山林 約215円

宅地(住宅が建っている土地)の場合、1本あたり年間1,500円程度が一般的なラインです。

私の家は東京電力パワーグリッドから、この金額が3年に1度まとめて振り込まれる形になっています(電力会社によっては年1回払いのところもあるようです)。


中古住宅の落とし穴:申請しないと振り込まれない

ここからが本題です。

敷地内に電柱があっても、契約・申請がされていなければ、お金は振り込まれません。

中古住宅の場合、前のオーナーが既に契約していれば自動的に引き継がれることもありますが、所有者変更の手続きが漏れているとそのまま誰にも支払われない状態になっていることがあります。

新築の場合は土地の取得時に契約することが多いので問題は起きにくいのですが、中古住宅で購入後に何もしていない人は要注意です。心当たりがあれば、まず自分の家の電柱状況を確認してみましょう。


確認手順:電柱番号を控えて問い合わせ

申請は意外と簡単です。手順はこれだけ。

1. 敷地内の電柱に貼られている「電柱番号」を確認する

電柱には、地上から見える位置に電柱番号が記載されたプレートが貼られています。アルファベットと数字の組み合わせ(例:「○○線 第〇号」など)で、これがその電柱を一意に特定する番号です。

この番号を控えておけば、電力会社・通信事業者の問い合わせがスムーズに進みます。

2. 電力柱か通信柱かを見分ける

同じように見えても、電柱には主に2種類あります。

  • 電力柱:電力会社(東京電力など)が管理。電線がメインで、変圧器(バケツのような筒状の装置)が付いていることが多い
  • 通信柱:NTTなどの通信事業者が管理。電話線・光ファイバー線が中心

プレートの記載や付いている設備で、ある程度見分けがつきます。敷地内に電柱が複数ある場合、それぞれ管轄が違う可能性があるので、1本ずつチェックしてください。

3. 該当の問い合わせ窓口に連絡する

電柱番号と自分の住所・氏名・振込先口座を伝えると、契約書のやり取りに入ります。所有者変更の場合は、登記事項証明書など本人確認書類を求められることが一般的です。


電力柱と通信柱は"別物"、両方確認するとお得

ここが意外と知られていないポイント。

敷地内に電柱が2本以上ある場合、電力柱と通信柱がそれぞれ別の事業者管理になっていることがあります

  • 東京電力からは支払われている
  • でも NTT からは支払われていない

——というケースは普通にあります。電力会社からの入金を確認したら満足してしまいがちですが、通信柱の分を申請し忘れているともったいない。

両方申請すれば、両方から年1,500円ずつ。合計年3,000円が入ってくる計算になります。


申請の流れ:ざっくりこんな感じ

実際の流れはとてもシンプルです。

  1. 電柱番号を控える
  2. 該当事業者の窓口に連絡(電話・WEBフォーム)
  3. 案内に従って契約書類を提出
  4. 振込先口座を登録
  5. 数ヶ月〜半年程度で初回入金

東京電力パワーグリッドの場合、いまはWEBで完結する仕組みも整っているので、紙のやり取りが面倒な人にも進めやすいです。


まとめ:知っているかどうかで毎年差がつく

電柱敷地料は、金額こそ大きくはありませんが、申請しないと永遠に振り込まれないお金です。

中古住宅を買って数年経つけれど、自分の家の敷地内に電柱があるのに何も手続きしていない——という方は、ぜひ一度確認してみてください。

  • ✅ 敷地内に電柱があるか確認する
  • ✅ 電柱番号を控える
  • ✅ 電力柱なら東京電力(または地域電力会社)に連絡
  • ✅ 通信柱があれば NTT などにも連絡
  • ✅ 振込先口座を登録して契約完了

家の中の節約や副業ばかりに目が行きがちですが、こういう"敷地のお金"も家計の小さなプラスになります。我が家ではこのお金を、ささやかですが固定資産税の支払いに充てる感覚で使っています。

中古住宅は、買ってからも知らないうちに損していることが意外と多いもの。電柱の話以外にも見落とされがちなお金の話があるので、また別の記事でまとめていきます。

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注意事項: 本記事は2026年時点の制度・体験談・私見です。電柱敷地料の金額や手続き内容は、電力会社・通信事業者・地域・契約タイミングによって異なります。最新の正確な情報は各事業者の公式窓口でご確認ください。

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