
医療費控除を確定申告で申請した話【家族持ちサラリーマンが知っておくべき注意点】
2026-05-02
子どもが生まれると医療費が一気に増える
子どもが2人いると、年間の医療費がびっくりするくらい増えます。
小児科・歯科・予防接種・眼科…気づいたらレシートがかなりの枚数になっていました。
「10万円を超えたら医療費控除が使える」というのは知っていたけど、実際に申請したのはつい最近です。やってみたら意外と簡単でした。
てつや(アラフォーリーマン)
「どうせ大した額じゃない」と思って何年も放置してた。計算してみたら数万円戻ってきてびっくりした。
医療費控除とは?基本をざっくり
家族全員の医療費の合計が年間10万円を超えた分を、所得から引ける制度です。
たとえば年間15万円の医療費があった場合:
- 控除額:15万円 - 10万円 = 5万円
- 所得税20%なら:5万円 × 20% = 1万円の税金が戻る
- さらに住民税(10%)も安くなる
対象になるもの・ならないもの
対象になるもの
- 病院・歯科・眼科・小児科の診察費・治療費
- 処方箋の薬代
- 市販薬(症状を治すためのもの)
- 入院費・手術費
- 出産費用(健康保険からの補助を引いた実費分)
- 通院のための交通費(電車・バス)
対象にならないもの
- 健康診断・人間ドック(異常が見つかって治療につながった場合はOK)
- 予防接種
- 美容目的の歯列矯正(大人の審美目的)
- 自家用車のガソリン代(タクシーは対象)
- サプリメント・栄養ドリンク
子どもの歯科矯正は対象になることが多い
「歯列矯正は対象外」と思っている方が多いですが、子どもの矯正は医療目的として認められるケースがほとんどです。
噛み合わせの改善・歯並びの発育を目的とした矯正は「治療」とみなされます。矯正費用は数十万円かかることも多いので、医療費控除の対象になるかどうかは必ず確認してください。
申請時に「歯科医師による診断・治療目的であること」を説明できるようにしておくと安心です。
てつや(アラフォーリーマン)
子どもの矯正で数十万かかった年は、医療費控除を絶対に使うべき。「矯正は対象外」と思い込んでたら数万円損してた。
過去5年分を遡って申請できる
「去年申請し忘れた」という方にも朗報で、医療費控除は過去5年分まで遡って申請できます(更正の請求)。
たとえば2024年・2023年・2022年分をまとめて申請することも可能です。
手続きの流れ:
- 申請したい年の医療費の領収書を集める
- 各年ごとに「更正の請求書」を作成
- e-Taxまたは税務署に提出
「子どもの矯正が終わった年」「入院した年」など、医療費が多かった年を振り返ってみてください。
てつや(アラフォーリーマン)
5年遡れるのを知らない人が多い。領収書さえあれば今からでも申請できる。捨てる前に一度確認して!
実際の申請手順
1. 領収書・レシートを集める
1年分(1月〜12月)の医療費の領収書をかき集めます。
クレカ払いをしていた場合は明細でも代替できますが、領収書は5年間保管義務があるので捨てないでください。
2. 医療費控除の明細書を作る
確定申告の際に「医療費控除の明細書」に記入します。
e-Taxを使えば入力画面があるので、金額と病院名を入力していくだけです。領収書の添付は不要(保管は必要)になりました。
3. 確定申告で申請
会社員でも医療費控除のためだけに確定申告できます。
副業で確定申告が必要な方は、その申告と合わせて申請すれば一度で済みます。
てつや(アラフォーリーマン)
e-Taxで全部入力したら1時間もかからなかった。領収書の束を持って税務署に行くイメージがあったけど、今は自宅でできる。
⚠️ 住宅ローン控除・ふるさと納税との兼ね合い注意
ここが家族持ちサラリーマンが一番見落としやすいポイントです。
住宅ローン控除との注意点
住宅ローン控除は「税額控除」といって、計算した税金から直接引く仕組みです。
医療費控除は「所得控除」といって、税金の計算元になる所得を減らす仕組みです。
問題が起きるケース:住宅ローン控除で税額がほぼゼロになっている場合
住宅ローン控除で所得税がすでに0円になっていると、医療費控除を申請しても所得税の還付はありません。(住民税は少し安くなる可能性があります)
てつや(アラフォーリーマン)
住宅ローン控除で所得税が全部消えてたら、医療費控除しても所得税は戻ってこない。源泉徴収票の「住宅借入金等特別控除の額」と「所得税額」を見比べてみて。
ふるさと納税との注意点
ふるさと納税の控除は住民税から引かれます。医療費控除を申請すると住民税も下がるため、ふるさと納税の控除上限額も少し下がる場合があります。
具体例: 医療費控除で住民税が2万円減った場合、ふるさと納税の枠も数千円〜1万円程度減ることがある
ふるさと納税を目一杯使っている年は、医療費控除を申請してから改めてシミュレーションすることをおすすめします。
てつや(アラフォーリーマン)
ふるさと納税を年末ギリギリにMAXで使った後に医療費控除を申請すると、控除上限を超えて自己負担が増えることがある。ふるさと納税は医療費控除を考慮してから金額を決めるのが安全。
家族持ちが特に意識したいポイント
家族全員分を合算できる
医療費控除は生計を一にする家族全員の医療費を合計できます。
妻・子ども・親(同居で生計が同じ場合)の分もまとめて申請できるので、一人では10万円に届かなくても家族全員分を合計すると超えることがよくあります。
共働きなら収入が多い方で申請する
医療費控除の節税効果は、収入(税率)が高い方で申請した方が大きくなります。
夫婦で収入差がある場合は、所得の多い方の確定申告に医療費控除を入れるのが基本です。
まとめ
家族持ちサラリーマンにとって医療費控除は、気づいていないだけで毎年申請できるケースが多いです。
- 家族全員の領収書を集めて合算する
- 10万円を超えた分が控除対象
- 住宅ローン控除で税金が0になっていないか事前に確認
- ふるさと納税は医療費控除申請後に上限を再計算する
手続き自体はe-Taxで1〜2時間あれば終わります。数万円戻ってくる可能性があるので、まだやっていない方はぜひ確認してみてください。
てつや(アラフォーリーマン)
申請して数万円戻ってきたとき、「なんで今まで放置してたんだろう」と本気で思った。副業より先にやるべきだった節税の一つ。
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